石段の先に

解像度の話

基本的に解像度を下げてもピクセル数は変動しません。そのような挙動はPhotoshopなどの一部のソフトで画像の再サンプルを有効にした状態で解像度を変更した場合に限られます。解像度とピクセル数はリンクしていません。

まずはラスタ画像データはピクセルが集まって出来ているものであることを再確認して下さい。

ピクセル数が多=情報量が多い→大きなサイズで印刷しても画質が良い
と言うのは理解できると思います。ここでピクセルは具体的な（現実の）大きさがない、仮想的な単位であることに注意して下さい。

画像データを現実世界で目で見える形にするには、PCのディスプレーで表示したり印刷したりしますが、大きさが決まっていないものを印刷しろと言うのは無理がありますよね？例えば640×480ピクセルの画像がA4サイズになるのが正しいのか、L版になるのが正しいのか誰にも判断できない状態ではプリンタだって動けません。

ここでピクセルを現実のサイズに換算するための係数が【解像度】です。

従って、画像の解像度というのはあくまでも設定値であって、解像度を変更しても、画像データには何の変化も無いのです。解像度を高く設定すると印刷サイズが小さくなるだけなのです。

この話をややこしくしているのが「画像の再サンプル」です。この機能を有効にして解像度を変更した場合、印刷サイズが変更されないように、画像データの大きさ（ピクセル数）が自動的にリサイズされます。上でも書きましたがこれは特定のソフトのみにある特殊な機能ですので、「解像度を変更するとピクセル数が変わる」と言うのは一般的な現象ではありません。

>解像度を下げれば重さは軽くなると思いました
解像度は設定値ですから、この値を変更してもファイルサイズは全く変わりません。

以上のことを念頭に、もう一度自分の質問内容を見直して下さい。色々と気づくことがあると思います。

先の質問を見ましたが、印刷に適した画像のサイズ（ピクセル数）とディスプレーで表示するのに適した画像のサイズは異なります。ラスタ形式の画像でこれを両立することは困難ですので別途用意した方が良いでしょう。また画像は一旦縮小すると拡大しても元には戻りませんので、編集作業や保存用には大きい画像サイズのままにしておいて、WEBでの公開用にはリサイズして、ファイルを別名保存すると良いでしょう。

との内容がネットにてありましたので、参考にしてみてください。